今回の記事では、サーキットに数回行って慣れてきて、ステップアップしたい中級者におすすめしたい車を紹介しようと思います。
最近、EV車に移行してきているので、一部のガソリン車がすごくお買い得になってきています。
日頃、暇さえあればカーセンサーを眺めていたり、自分でも車をいじっている私からサーキット走るのにコスパ良さそうな車を紹介しようと思います。
純正で仕上がった車がおすすめ
ただ走る技術をあげたいのであれば、純正で仕上がった車を買うのが一番良いです。
新車価格の安い車は、購入後のカスタム費用が莫大に高くなってしまいます。
カスタム費用が高くなってしまう原因は、一個カスタムすると一個ダメになるからです。
例えば、エンジンパワーが足りないからターボキットつける。すると冷却がキツくなって、ラジエーターを取り替える。ブレーキも辛くなって…
みたいな感じで、芋づる式にカスタムが必要になるのは嫌ですよね。
ブレーキパッドとオイルとタイヤをサーキット向けにするくらいで、サーキット走れそうな走れそうな車があるので紹介しようと思います。
おすすめの中古車3台
だいたい200万円前後でおすすめの車を3台紹介してみようと思います。
国産車も見渡してみましたが、安く買える良い車がないですね。強いて言えばRC-Fが良い感じですが、400万円くらいしますし5000ccな為、自動車税が無駄に高い気がします。
あとは、カーボンルーフや6MT設定のあるマークXの特別仕様車がありますが、あれはレアで手に入らないので、おすすめできません。
普通に手に入るけれど、実はすごいスペックの車を紹介しようと思います。
A45 AMG

最強の2Lエンジンを積んだメルセデスのA45です。
200万円前半で3万キロくらいの低走行車を購入することができますが、250万円あれば、それなりに良い車が買えます。
新車価格は710万円でしたから、お買い得になりましたね。
4人しっかり乗れるホットハッチで、4WDなので雪道もいけますし、サーキットも普通に走れます。
AMGとはいえ世界戦略車のAクラスな為、DIYメインで維持していれば、過剰にお金がかかりすぎることもないと思います。(ディーラーはめちゃ高い)
ちなみに、部品買うならパーツのPalcaが安くておすすめです。
排気量 | 1991cc |
最高出力 | 360ps/6000rpm |
最大トルク | 450N・m/2500-5000rpm |
ミッション | 7速 DCT |
駆動方式 | 4WD |
タイヤサイズ | 235/35R19(前後) |
車両重量 | 1550kg |
エンジントルクは3.5L国産超え
この450N・mのエンジントルクですが、レクサスRCに積まれている3.5LのNAエンジンが380N・mくらいですから、それよりも70N・mも多いトルクです。
そんなエンジンに合わせられるのが、7速DCTです。
トルコン式のATや、マニュアルは100%勝てない世界の変速スピードとなります。(0.数秒の世界)
7速もあるので、常時トルクバンドに入った状態で走れるのではないでしょうか?
5.1mの最小旋回半径で取り回しも抜群
私が所有しているCLAシューティングブレイクもそうですが、AクラスやCLAクラスの最小旋回半径は5.1mしかありません。
どのくらい小回りかというと、プリウスと同じくらいです。これはかなり小回りです。
日本メーカーは、小径ホイール(16インチとか)もカバーしないといけない為、タイロッドが干渉して大きくタイヤに舵角がつけられません。
一方で、A45は19インチの大径ホイールの為、タイロッド干渉しづらく大きく舵角が取れるのでしょうね。ホイールベース2699mmで5.1mは、国産では考えられない最小旋回半径です。
235/35R19で社外ホイール不要なサイズ
外径は650mmで十分小径なタイヤサイズになっていて、しかも扁平率も35と非常に薄い。
小径で低扁平なタイヤの特徴としては、タイヤの横剛性が高くなって、車両の応答性が向上することです。
例えば、ハンドルを切ってからの、ヨーレイトと横Gが発生するまでの時間が早くなって操作性が良くなります。
軸重も1550kg程度ですから、このサイズを考えると235は十分なタイヤサイズです。
まずは、この235幅で一番グリップの良いタイヤを履いてみて、それでもグリップ不足を感じるならサイズアップで良いと思います。
ブレーキはブレーキパッド変えるくらいで良い


サーキット走行する際は、パッドが剥がれるので、ブレーキパッドだけは交換が必要でしょう。
キャリパー類は対抗の強固なタイプが装着されていますので、ある程度のサーキットの連続周回も問題なさそうです。
メガーヌRS

2011年に発売されたメガーヌRSです。
リアシートを潰した仕様もありますが、そこまで必要ない気がします。
日常生活も考えるなら2012年発売の右ハンドルのスポールがおすすめ。
FFながらニュルで鍛え上げられている為、かなり走行ポテンシャルの高い車です。
驚くべきが価格で、5万キロ程度走った車であれば180万円くらいで買えます。新車価格は385万円ですからA45に比べたら値落ちが少ない車となります。
装備も豪華で、ブレンボ・レカロシートは標準装備です。
実際に私も運転したことがありますが、ブレーキのタッチも非常に良いですし、限界付近のESC制御も良くて挙動の穏やかでした。
エンジンパワーについては、ジャジャ馬感が欲しい人にはモノ足りないと思いますが、普通にこれからサーキット楽しく走ろうって感じの人には十分だと思います。
排気量 | 1998cc |
最高出力 | 265ps/5500rpm |
最大トルク | 360N・m/3000rpm |
ミッション | 6速 マニュアル |
駆動方式 | 2WD前輪駆動 |
タイヤサイズ | 235/40R18(前後) |
車両重量 | 1430kg |
ゴルフR

2012年式以降の7世代目ゴルフがおすすめです。
現行の8代目ゴルフより、自分的には7代目ゴルフの方が良いと思います。
フォルクスワーゲンといえば、ハンドル操作をしてから、すぐにヨーレイトが発生するリニアなステアフィールが特徴かと思います。
2016年式の5万キロくらいであれば、230万円ほどで買えます。新車価格は510万円です。
A45やメガーヌより1つだけオススメを落としたのは、純正が履くタイヤが225幅だからです。車重が1500kgほどありますから、せめて235は純正で履いておいて欲しかったところでした。
エンジンパワーは十分にありますから、バカっ速です。
最小旋回半径は5.2mな為、A45より0.1mだけ増えますが、良い方だと思います。
排気量 | 1984cc |
最高出力 | 280ps/5100-6500rpm |
最大トルク | 380N・m/1800-5100rpm |
ミッション | 6速AT(2015年あたりは6MTあり) |
駆動方式 | 4WD |
タイヤサイズ | 225/40R18(前後) |
車両重量 | 1500kg |
一番のお勧めはA45
振り返ると、ひと昔前の欧州ホットハッチになってしまいましたが、日本車は高いんですよね。GR86とかGRヤリスとか魅力的ですが、高すぎます。
エンジンパワーやブレーキの豪華さや部品の多さからもA45が圧倒的に自分的にはお勧めです。
新車価格710万円な為、内装の豪華さもあります。例えば、セミバケットシートは、パワーシート付きで快適性能もしっかりついています。
よくよく考えると、あの装備でこの中古価格は非常に安いです。
これからサーキット走るような車が欲しい人は候補の参考にしてみてはいかがでしょうか?
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